非接触充電システム+アドバンスドパーキングシステム

充電や駐車の概念を変える、シンプル&スマートな技術です。

電気自動車(EV)の充電時にケーブル接続の必要がなくなることで、自宅や会社で充電できるというEVの手軽さをさらに後押し。また、常に所定の位置に駐車できるため、駐車時のステアリング操作が不要になり、駐車のわずらわしさを大きく軽減できます。

技術の働き

駐車位置によって充電効率が変化するEVの非接触充電にアドバンスドパーキングアシストを組み合わせることで、駐車位置のずれを最小化。常に最大効率で充電することが可能になりました。

非接触充電システム

EVの充電時に、充電ケーブルをつなぐことなく、所定位置に駐車するだけで充電が可能です

アドバンスドパーキングシステム

ナビ画面(アラウンドビューモニター表示)で駐車位置を指定すると、前進・後退の案内が表示されるとともにステアリングが自動で回転。ドライバーは案内に従い「アクセル」「ブレーキ」「シフト(D/R)」操作だけで目標位置への駐車が可能です

技術の仕組み

非接触充電システムは、駐車場路面に設置した「地上送電ユニット」のコイル(1次コイル)に電流が流れることで、地面と垂直方向に磁束が発生。車両に搭載した「車載受電ユニット」のコイル(2次コイル)が重なりあうことで電圧が発生し、1次コイルから2次コイルへと電気エネルギーの供給が行われます(=電磁誘導方式)。独自技術により、ケーブルによる充電と同等(80~90%)の充電効率を達成しています。

アドバンスドパーキングアシストは、アラウンドビューモニターの技術を応用。車体の前後左右に配置した4つの高精細カメラで周囲の状況を把握および目標位置を設定し、駐車完了までに必要な行程を計算します。算出行程に合うよう前進・後退案内を表示してドライバーの操作を促すとともに、アクチュエーターでステアリングを自動操舵しています。

関連技術

インホイールモーター

車輪近傍にモーターをレイアウトすることで、クルマを従来以上に思い通りに走らせる技術です