新型コロナウイルスの感染拡大を受け、クルマでパーソナル空間を確保しながら移動される方も多いと思います。緊急事態宣言が解除された後でも、感染のリスクがなくなる訳ではありません。世界保健機関(WHO)や日本の厚生労働省、米国疾病管理予防センター(CDC)など世界の保健当局が手洗いの重要性を呼び掛けていますが、いろいろな人がさまざまな場所に触れるクルマのインテリアも、同様に清潔に保ちたいものですよね。ではどのようにウイルス対策すればよいでしょうか?今回は日産がオススメする、クルマのインテリア素材にやさしいウイルス対策の方法をご紹介しましょう。
まず、手肌の保護や感染防止のために使い捨て手袋を使用して、インテリアの表面を石鹸または中性洗剤を溶かした水に浸した布で拭くことをCDCは推奨しています。クルマの内装の固い部分は、柔らかい布またはマイクロファイバーのクロスを中性洗剤と水に浸して拭き取ります。
通常の消毒剤は効果がありますが、漂白剤、過酸化水素、ベンジン、シンナー、研磨剤の入った洗剤はクルマのシートや内装を傷つける恐れがあります。また、CDCの発表によると、アルコール度数70%以上のウェットシートやスプレーが新型コロナウイルスに対して効果があるとされています。※
ナビ画面など車内のディスプレイ類は、スクリーン用のウェットティッシュや柔らかい布を、アンモニアを含まない洗剤と水に浸して拭き、乾いた清潔な柔らかい布で二度拭きすると跡が残りにくくなります。
なお、日産の販売店では、車室内を抗ウイルス剤がフィルターで捕捉したウイルス・菌の活動を抑制しクリーンな環境に保つ「クリーンフィルタープレミアム」を推奨しています。点検修理などの際に、施行、装着されてはいかがでしょうか?
- アルコールは車内部品の表面の拭き取りに使用できますが、損傷を避けるためにマイクロファイバークロス等を使い慎重に使用する必要があります。長期間に渡り何度も拭き取りをすると部品の表面が変化する場合がございます。