インテリジェント パーキングアシスト
ハンドル操作をシステムが自動で制御し、駐車を支援する技術です
駐車時にハンドル操作をシステムが自動で行うので、ドライバーはアクセルとブレーキの操作と、周囲の安全確認に専念することができます。
クルマを真上から見ているようなアラウンドビューモニターの映像を利用することで、だれでも簡単に「クルマをどこに止めるのか」を指定することができます。
技術の働き
アラウンドモニターのトップビュー(真上からの映像)を見ながら、クルマを駐車する位置を指定します。すると、指定した位置に向けて、システムが自動的にハンドルを制御します。
ドライバーは、画面に表示される手順と音声に従って、アクセルとブレーキを操作します。速度を調節しながら前進/後退をすることで、指定した枠内に駐車することができます。
技術の仕組み
基本的なシステム構成はアラウンドモニターと同じです。車体のフロント、リア、サイドミラー両側にカメラを4つ搭載します。各カメラの映像を変換することで、トップビューを作成します。
トップビューより周囲の状況を判断し、「自車両の回転半径中心①」「隣接車両に干渉しないエリア②」「目標駐車位置までの自車両軌跡のシミュレート③」より、指定した駐車位置までのルートを導きます。
- 乗車人員、積載量、空気圧などの車両状態や、勾配などの路面状態により、目標駐車枠に対して実際の駐車位置にズレが生じる場合があります。
- 自動で障害物を回避する機能はありません。車両の操作をするときは周囲の安全をミラーや目視で直接確認し、適切な運転操作を行ってください。