プロパイロット パーキング

スイッチ操作だけで、駐車時に必要なすべての操作をシステムが自動で制御し、駐車を支援する技術です

プロパイロット パーキングは、 スイッチ操作だけでステアリング、アクセル、ブレーキ、シフト、さらにパーキングブレーキまですべてシステムが自動で制御し、駐車完了するまでドライバーをアシストします。さまざまな駐車パターンに対応し、駐車エリアの白線や周辺車両などの情報をもとに駐車可能スペースを提示してくれます。

さらに、メモリー機能搭載車では、一度駐車位置を登録すれば、自宅などの白線のない場所や道路から離れた奥まった場所でも駐車支援が使えます。登録場所に近づくだけでシステムが自動で起動し、駐車支援を提案してくれるので、よりスムーズに駐車することができます。

プロパイロット パーキング

機能説明

スイッチ操作だけで、ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトまで、すべてをシステムが自動で制御し、駐車終了後は、自動的に電動パーキングブレーキの作動と[P]レンジへのシフトチェンジも行います。

  1. 駐車したいスペースの手前で、プロパイロット パーキングスイッチを押し、
    ゆっくりと前進して駐車したい場所の真横に車両を止めます。
  1. システムが駐車枠や他の車両などの障害物を検出して、ナビ画面上に[P]マークで駐車候補位置を提示します。ドライバーは位置を確認し、[駐車開始]ボタンをタッチします。
  1. システムが切り返しを含む走行経路を算出し、ドライバーがブレーキペダルを緩める*とステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトを自動で制御します。
    複数回の切り返しが必要な場所や縦列駐車や前向き駐車にも対応しています。また、障害物があると、自動的に停止し、安全を確保します。
  • 車種により、ブレーキペダルを緩めることで動作するものと、プロパイロットパーキングスイッチを押し続けることで動作するものがあります。
  1. 駐車が完了すると、自動で電動パーキングブレーキが作動し、[P]レンジにシフトチェンジを行います。

メモリー機能搭載車の場合

メモリー機能搭載車では、一度駐車位置を登録すれば、次回以降は登録場所付近で停車すると自動でシステムが起動し、駐車開始を提案します。
駐車位置は白線のない場所や道路から離れた奥まった場所でも登録可能です。

(1) 登録するとき

  1. 登録したい場所にドライバー自身で駐車します。
  1. [P]レンジに入れると、システムがナビ画面上で駐車位置の登録を提案します。
    確認後に[決定]ボタンをタッチすると、システムが駐車位置の特定に必要な情報を記録し、登録が完了します。

(2) 登録場所に駐車するとき

  1. 登録場所に近づくとシステムがナビ画面上で[Auto P]マークを表示して登録場所が付近にあることをドライバーにお知らせします。
  1. 登録場所付近で停車すると、登録駐車位置を検出し、ナビ画面上に[P]マークで表示して駐車開始を提案します。ドライバーは確認後に[駐車開始]ボタンをタッチします。
  1. その後は従来のプロパイロット パーキングの機能説明3以降と同様です。

技術の仕組み

4つの高解像度カメラを用いた高度なリアルタイム画像処理技術により駐車枠を検知し、車両周囲に配置した12個のソナーにより他の車両や障害物を検知して、車両の駐車可能なスペースを検出します。
切り返しを含む目標位置への走行経路を算出し、アクセル、ブレーキ、ステアリング、シフトを連動させて高精度に車両をコントロールし、安全かつ正確に駐車を支援します。

メモリー機能搭載車

メモリー機能は、登録時に駐車位置のGPS情報と、カメラで検出した駐車経路の路面の特徴を記録します。
登録場所付近で停車すると、そこまでの道路の路面の特徴と記録している特徴を照合し、駐車位置を検出します。
駐車開始後も、照合を継続して正確な駐車位置を特定します。 周囲が暗い場合も、赤外線投光器により路面の特徴を検知可能です。

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