超低フリクション化技術
超低フリクション化技術を支えるナノテクノロジー
水素フリーDLCコーティングと特殊なオイルを組み合わせた技術を世界で初めて開発し、エンジン部品の間で生じるフリクション(摩擦)を大幅に低減しました。
目的
エンジンは数百点の部品によって構成されており、多数のすり合わさる部品の間で生じるフリクションによりエネルギーのロスが発生しています。このフリクションを究極まで低減していくために、ナノテクノロジーを活用した超低フリクション化技術を開発しました。
特長
水素フリーDLCコーティングにナノメートル(*)レベルの薄さで超低フリクション皮膜を形成することにより、従来のエンジンと比較して部品間のフリクションを約40%低減します。
- 1メートルの10億分の1
技術概要
水素フリーDLCコーティングを採用することで、オイルとの結合性を向上させるとともに、オイル添加剤の見直しにより、強固な超低フリクション皮膜を形成します。
効果
今後、次世代エンジンの下記の部位に適用した場合、エンジン全体の摩擦を25%低減することができます。