オートブレーキホールド
ブレーキペダルから足を離しても、停止状態を維持する機能です
ブレーキを踏んで停止すると、自動的にブレーキ力を保持します。これにより、信号待ちや渋滞中などに、ドライバーはブレーキペダルを踏み続ける必要がなく、足の疲れを軽減します*1。発進する際には、アクセルを踏めば自動的にブレーキ力が解除されるので、特別な操作は不要です。
技術の働き
オートブレーキホールドスイッチを押して機能を有効にすると、ドライバーがブレーキペダルを踏んで停止した際、ペダルから足を離してもシステムがブレーキ力を保持し、停止状態を維持します。ドライバーがアクセルペダルを踏むと、システムが滑らかにブレーキ力を開放し、発進することができます。
作動状況はメーター内に表示され、ブレーキ力が保持されている時はインジケーターが白色から緑色に変化します。
停止が3分を超える場合には、電動パーキングブレーキに自動的に切り替わり、インジケーターは消灯します。アクセルペダルを踏むと、電動パーキングブレーキが解除され、インジケーターは再び白色に点灯します。
技術の仕組み
ブレーキペダル操作により車両が停止すると、VDC*2ユニットがブレーキ液圧を保持し、停止状態を維持します。アクセルペダルが操作されると、VDCユニットは液圧を滑らかに下げて、ブレーキ力を開放します。
停止状態が3分を超える時や、運転席のシートベルトが外されたり、運転席ドアが開けられた時などは、VDCに代えて電動パーキングブレーキを作動させます。
- 停止が保持されている状態でもドライバーは安全に注意を払う必要があります
- ビークルダイナミクスコントロール