福島県双葉郡での復興支援

2015年より、福島県双葉郡などを訪問し、復興活動に取り組むNPO団体と協力し、防災緑地でのボランティア活動や町内視察を実施しています。

2015年度は、福島県双葉郡広野町で復興支援活動を行いました。福島県いわき市に拠点を置く「いわきおてんとSUN企業組合」と連携し、計4回のボランティアツアーを実施しました。

広野町は、原発事故の影響により、震災被災地の中でもとりわけ困難な状況にある双葉郡8町村の南端に位置し、いわき市に隣接しています。

「とにかく現地に足を運んでほしい。広野町の『今』を見てほしい」という地域住民の方の要請に応え、おてんとSUN企業組合とともに、原発事故による帰還困難区域の見学を含む復興支援活動を企画しました。

いずれの回も、複数の事業所から定員を上回る参加希望者が集まり、抽選で選ばれた延べ155名の従業員が活動に参加。多くの住民の方が帰還し、町ににぎわいが戻ることを願って、地域の憩いの場である公園の整備や、手作りソーラーパネルの製作、太陽光発電によるLED街灯設置などの活動を行いました。

震災から5年にあたる2016年3月5日には、海岸沿いに造成された防災緑地の完成を祝うセレモニーに参加し、いわき工場長を始めとするいわき工場従業員の手で植樹を行いました。