コミュニケーション工場

「もうひとつの品質物語」コミュニケーション工場 3:02

世界中の日産工場では、クルマづくりにおける品質の確保も、紛れもない製造工程の一部であることとしている。たとえ細かなディテールであっても、ハイレベルの製造基準をもとにお客さまのクルマは作られるのです。

最も効率のよいパーツ管理や、スキルの高い作業員はもちろん、湘南工場は世界中の日産工場の中から選ばれるGlobal Nissan Quality Award 2012を受賞したのだ。彼らにとって、最も重要で不可欠な要素をこう強調する。それはコミュニケーションであると。

日産車体湘南工場 宮﨑氏

われわれ日産車体湘南工場では、現在、6車種を混流生産でつくっています。国内はもとより、100ヵ国以上の色々な国に出荷をしています。

品質は、今ここで働いている従業員一人ひとりの指先で、つくり込まれています。
作業者は工程の中で、色々な工程上の問題に立ち向かっています。ずっとラインの中で仕事をしていますので、その場ではなかなか伝えられないんですね。それを設計者に早くフィードバックをして解決することが一番確実な方法です。

われわれ日産車体湘南工場では、役員と設計部長、設計担当者、そして製造ラインの実際の作業者と監督者というメンバーで、直接、クルマの傍でダイレクトに話をして、工程の問題点を共有化して、すぐに設計手配に繋げていくという活動を行っています。

製造部が一番、力を発揮しなければいけません。作業者一人ひとりがパワーを出して、一丸となってクルマづくりをやっていかなければいけないと思っています。

湘南工場では、日々のコミュニケーションにより、工場長、設計者、ラインの作業員が常に学び合うことで、お客さまのクルマが、いつまでも満足いただけるよう保証しているのです。