サプライヤーとの協働

サプライヤーとの強固なパートナーシップで、
一つひとつの部品品質を向上

正確な部品の積み重ねが、クルマの品質を決定する

クルマは、膨大な部品からなる非常に複雑な製品です。1台のクルマに使われる部品は約1万点にものぼり、日産の場合はその70~80%がサプライヤー*1から供給されています。そして、現在日産が取引をしているサプライヤーの数は、約5,000社となっています。最終的なクルマの品質を上げるには、一つひとつの部品の品質が保たれていなければなりません。そこで日産では、サプライヤー品質改善を指導/支援するグループを購買部門におき、SQD*2活動を実施。常に高品質な部品が供給される体制を整えています。

世界中のサプライヤーが集まる品質会議にて。新型コロナウイルス感染症の影響による働き方の変化に対応すべく、新たにリモートでの開催も実施し、日産の品質方針や基準を示している。

  1. サプライヤー:取引先、協力会社(メーカー)
  2. SQD:Supplier Quality Developmentの略。サプライヤーから供給される部品の品質を維持・向上させていくための日産独自の活動全般を指す。

対等かつ強力なパートナーシップを目指して

より良い部品の安定供給を実現するには、優秀なサプライヤーとの強力なパートナーシップを築かなければなりません。そこで日産のSQD活動では、日産とサプライヤーがビジネスパートナーとして対等な立場でしっかりと向き合い、互いに利益のある関係の構築を目指しています。世界中のサプライヤーと相互に協力し合いながら、速やかに購入部品の品質を向上させています。

世界基準を設け、グローバルにマネジメント

日産と取引のあるサプライヤーは、世界中に点在しています。日産では早くからサプライヤー品質の世界基準を設け、各部品の品質保証レベルを向上してきました。サプライヤーとの関係においてもグローバルなマネジメントシステムづくりを急速に強化してきました。文化や慣習が異なる世界中のサプライヤーから、日産が考える品質方針に正確に準拠した部品が供給されています。