エクストロニックCVT

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環境性能と走行性能を両立したトランスミッション

CVT(Continuously Variable Transmission)は、スムーズで滑らかな変速を行う無段変速システムです。日産自動車は“低燃費”、“伸びやかな加速感”といったCVTのメリットに早くから注目し、世界に先駆けて市場投入し、日々進化させてきました。

CVT

技術の働き

CVTは、マニュアルトランスミッションやオートマチックトランスミッションとは異なり、何段かの変速比を選択するのではなく、無段階に最適な変速比を自動的に選択することができます。​そのため加速時や減速時にも、シフトチェンジの段差のない、スムーズな走行を実現します。​
​さらに、ほとんどの日常的な速度域において、最も効率の良いエンジン回転数で走るため、燃費に優れます。​

CVT

技術の仕組み

CVTは、2つのプーリー(滑車)の溝幅を変化させ、プーリー間に掛けられたスチールベルトの円弧半径を変えることで変速比をコントロールします。

CVT

ローギアの状態では、エンジン軸側プーリーのベルトの円弧半径が小さくなっています。これは、MT車の1速や2速の状態で、ゆっくりとしたスピードで走るのに適しています。​
一方、ハイギアの状態ではエンジン軸側プーリーのベルトの円弧半径が大きくなっています。これは5速や6速の状態で、高速走行に適しています。​

一般的なCVTはエンジン効率が良い回転数を維持しながら変速できますが、エンジンの力を伝える伝達効率は一般的なATに対し低くなります。​

最新のエクストロニックCVTでは、スチールベルトや、プーリーを制御する際に使用するオイルポンプなどの機械損失を、極限まで低減させることにより、従来よりも伝達効率を大幅に高め、低燃費を実現しました。​

エンジン効率 伝達効率
AT ×
一般的なCVT ×
エクストロニックCVT

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