フォーミュラE

Formula EFormula E

EVの進化を加速させる、日本の自動車メーカー唯一の挑戦

FIAが主催する自動車レースの中で唯一、電気自動車(EV)で競う、フォーミュラE。世界をリードする自動車メーカー各社が最先端のEV技術を競い合いながら、世界各地の代表的な都市を舞台にドラマチックなレースを展開しています。

日産は、モータースポーツと電気自動車の両分野において、長い歴史と経験を持っています。最先端のEVテクノロジーを世界中のお客さまに知っていただきたいという思いから、日本の自動車メーカーとして初めてABB FIAフォーミュラE世界選手権にシーズン5(2018/19シーズン)から参戦しており、現在でも日本で唯一の参戦自動車メーカーです。

レースの経験から生まれる、次世代EV開発

日産は、長年にわたり培ってきたEVの知見を活用し、フォーミュラEのマシンを開発しました。累計走行距離280億キロメートルにも及ぶ世界中の「日産リーフ」オーナーの走行記録から得た情報は、レーシングソフトウェアの設計に活用され、同様にレースから得られる経験が次世代EVの開発に役立てられています。

例えば、フォーミュラE では、電力を効率的にマネジメントしながら走行することが勝利の鍵を握ります。EVレースに参戦するために超高効率のバッテリーマネジメントソフトウェアを開発した経験は、公道走行するEVのバッテリー制御技術にも活かされているのです。

日産フォーミュラE シーズン11

シーズン11(2024/25)は、日産フォーミュラEチームのドライバーとしてオリバー ローランドとノーマン ナトーが起用されました。

日産のドライバーとして活躍してきたローランドは、シーズン10で彼の出身国であるイギリスでのレースを含め2度の優勝を果たしました。シーズンを通してさらに2つのポールポジションと5つの表彰台も獲得し、ドライバーズランキングでは4位という結果でシーズンを終えました。

ナトーは、シーズン9(2022/23)以来の日産フォーミュラEチームへの復帰となります。ナトーはシーズン9を通してポイントを獲得し続け、ローマE-Prixでチーム初の表彰台を獲得した実績があります。

また、シーズン11でデビューするGEN3 Evoマシンは、従来のマシンよりもさらに速く、高効率になっています。シーズン11は、マイアミでの初開催、ジャカルタ会場の復帰、モナコでのダブルヘッダー、そして日産フォーミュラEチームのホームレースとなる2度目の東京E-Prixなど、計17レースが予定されています。

オリバー ローランド

ローランドはシーズン5でフォーミュラEシリーズにデビューすると、2回の表彰台獲得とともにルーキー・オブ・ザ・イヤー賞を受賞し注目を集めました。シーズン7まで、日産チームのドライバーとして数々のポイントと表彰台を獲得した後、マヒンドラチームに移籍。そしてシーズン10で日産フォーミュラEチームに復帰しました。シーズン10では、ミサノとロンドンで優勝し、さらに5回の表彰台を獲得し、これまでで最高のシーズンとなりました。シーズン10の勢いをそのままに、シーズン11でも再び活躍することを目指しています。

ノーマン ナトー

1年のブランクを経て今季チームに復帰するノーマン ナトーは、フォーミュラ・ルノー3.5シリーズ、GP2シリーズ、FIAフォーミュラ2でレースを勝ち取り、2020年にはル・マン24時間レースで総合2位を獲得するなど輝かしいジュニアキャリアを築いてきました。日産チームに復帰したナトーは、表彰台獲得に向けてかつてない固い決意で挑みます。

フォーミュラE GEN3 Evoレーシングマシン

フォーミュラE GEN3EVOレーシングマシン

GEN3 Evoレーシングマシンは、シリーズで最も進化した全電動レースマシンです。GEN3 Evoマシンは時速60マイル(約100キロ)までわずか1.82秒で到達することができ、現行のF1マシンより30%速く、一つ前のGEN3マシンより36%速い性能を誇ります。

新世代GEN3 Evoマシンのもう一つの重要なアップデートは、四輪駆動(AWD)の導入です。四輪駆動性能はデュエル予選、レーススタート時とアタックモード中のみ利用可能です。加速と制御の最大化に加えて、パフォーマンスと戦略の向上により、レースの重要な場面でよりスリリングなバトルを見られることでしょう。

全天候対応のハンコック電気自動車専用の「iON」タイヤは、グリップ力が5-10%の向上し、成分の35%はリサイクルおよび持続可能な材料から製造されています。

世界初のネットゼロカーボンスポーツにおける世界初のネットゼロカーボンレースマシンであるGEN3 Evoレーシングマシンは、迫力あるホイール・トゥ・ホイールの接近戦を実現します。

シーズン11 カレンダー

ラウンド1 – サンパウロ、ブラジル – 2024年12月7日
ラウンド2 – メキシコシティ、メキシコ – 2025年1月11日
ラウンド3 – ジェッダ、サウジアラビア – 2025年2月14日
ラウンド4 – ジェッダ、サウジアラビア – 2025年2月15日
ラウンド5 – マイアミ、アメリカ – 2025年4月12日
ラウンド6 – モンテカルロ、モナコ – 2025年5月3日
ラウンド7 – モンテカルロ、モナコ – 2025年5月4日
ラウンド8 – 東京、日本 – 2025年5月17日
ラウンド9 – 東京、日本 – 2025年5月18日
ラウンド10 – 上海、中国 – 2025年5月31日
ラウンド11 – 上海、中国 – 2025年6月1日
ラウンド12 – ジャカルタ、インドネシア – 2025年6月21日
ラウンド13 – ベルリン、ドイツ – 2025年7月12日
ラウンド14 – ベルリン、ドイツ – 2025年7月13日
ラウンド15 – ロンドン、イギリス – 2025年7月26日
ラウンド16 – ロンドン、イギリス – 2025年7月27日

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