アルフォンソが中国で2度目のルーツオブデザインを実施(2019年06月)

アルフォンソが上海の学生にプロフェッショナルになるための努力の大切さを熱く語る

2019年6月14日、日産自動車グローバルデザイン担当専務執行役員であるアルフォンソ・アルバイサは、このプログラムとして5回目の学校訪問を、同一国としては2回目となる中国の上海で行いました。今回訪問した黄浦同済設計創意中学*1は、伝統を重んじるよりも未来に眼を向け、新しい教育理念や教育課程を通じ「革新的な思考」を育む事を中心に据えた特色のある教育をおこなっています。プログラムに参加した高校2-3年生35名の生徒と約10名の保護者に対しアルフォンソは、アートやデザイン領域におけるプロフェッショナルになる為に必要な資質や心構え、特に好奇心を持って人の何倍も努力することが如何にクリエーターとしての人生を豊かにするかを熱く語りました。

将来のやりたいクリエーションについて方向性を明確にしている学生は多くありませんでしたが、アルフォンソは「今、そして将来に渡ってデザインに関わる人財へのニーズが世界中で非常に高まっている」「デザイナーはその職域がいかなるものにもかかわらず、まだ見ぬ将来やそこに必要なデザインを頭に思い描き、他の人が見える形で表現することができる稀有で重要な存在」であることを強調しました。また、「学生時代に技術やテクニックを身に付けるかよりも、いかに新しく斬新なアイデアを生み続けられるかを大切にしながら、将来のやりたいことを探すと良いだろう」「デザインは一人ひとりのクリエイティビティだけでなく、チームワークがキーになることもある、また勤勉さというのは、デザインの仕事においては非常に基本的な部分、但しそれだけでなく、ユニークなモノの見方やクリエイティブなアイデアも非常に大事です」とアドバイスをしました。

レクチャー後は北京での開催時同様、教師陣及び保護者との懇談会が開かれ、「子供たちのクリエイティビティをどう伸ばすか」「教育する立場として何を大事にしていくべきか」など、子供たちのポテンシャルをより引き出す為には、どのように適切な環境を作ってやるのが良いのか?といった『未来に眼を向けた』視点での質問が出されました。

プログラムの終了後、何人もの学生がアルフォンソ・アルバイサ専務執行役員にサインや激励を求めていたのが非常に印象的なプログラムでした。

  1. 黄浦同済設計創意中学は日本における高等学校

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