アルフォンソがタイでエンジニアリングを学ぶ学生と交流(2018年02月)

アルフォンソがタイでエンジニアにとって創造的で柔軟な発想がいかに重要かを説く

2018年2月16日、日産自動車グローバルデザイン担当専務執行役員であるアルフォンソ・アルバイサは、このプログラムの一環として、タイ・バンコックのチュラロンコン大学(Chulalongkorn University)を訪問、エンジニアリングを学ぶおよそ100名の学生たちと交流をもちました。
訪問国の地元教育機関で本プログラム活動を行うのは、2017年にロンドンでローンチ発表がされて以降初めてのことであり、電気工学、機械工学、自動車工学を学ぶ若者がオーディエンスの大多数を占める中、アルフォンソは自身のデザイン業務の事例を挙げつつ、エンジニアリングがどのようにデザインに影響を与え、また問題解決に役立っているのかを話し、逆にいかにデザインが技術の体現に寄与しているのかを説明しました。

また、お客様にとって先進的で魅力的な商品とは何か、それを研究・開発するエンジニアには、デザイナーと同様に創造的で柔軟な発想が求められることに言及し、アイデアを他者に見える形で表現する力の重要性について、デザインスケッチを多用したプレゼンテーションを通して論理的に説いていきました。

さらに、近年革新が目覚ましいモビリティの電動化や自動運転化、コネクティビティといった技術にも触れ、その技術構成の複雑さ故に、シンプルで使いやすいデザイン、周囲との親和性の高いデザインが求められること、またUX/UIデザインといった新たな領域が、技術とデザインをつなぐプラットフォームとして、エンジニアリングを学ぶ学生の将来の活躍の場になり得ることを紹介しました。

学生達からは、「EVにおける新興企業の台頭に対して日産はどのように競争していくのか」、「どんなカテゴリーの車をデザインする事に一番誇りを感じるか」など、シリアスな中にも夢を感じる質問がされ、アルフォンソのレクチャーをきっかけに、学生が将来の活躍の場を考慮する際、選択肢の一つとして「デザイン」が視野に入ってくることに気付き、自分たちの将来における可能性がいかに広く多様であるか、そして創造性がいかに重要なのか、彼らが理解していることが感じられました。

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