地域社会への生活向上支援
「日産セレナ」を通じて開発途上国の子どもたちに給食を届ける「おにぎりアクション」(日本)
日産は「日産セレナ」を通じて、NPO法人TABLE FOR TWO International(TABLE FOR TWO)の「おにぎりアクション」にオフィシャルパートナーとして協賛しています。同団体は、開発途上国の子どもたちに給食を届けることを通じ、食の不均衡の解消を目指しています。「おにぎりアクション」はおにぎりの写真(もしくはおにぎりを模したもの)をSNSなどに投稿すると、アフリカ・アジアの子どもたちに給食5食が届く取り組みです。
「日産セレナ」が持つ「子どもの可能性を広げる“家族のためのミニバン”であり続けたい」という思いが、この活動の理念に合致し、2018年より協賛を行っています。「日産セレナ」独自の活動として、全国の日産のお店、ご来店されたお客さま、各国の従業員など日産に関わる皆さま一丸となって活動を盛り上げ、2025年は29万枚以上の投稿によって、アジア・アフリカの子どもたちに146万4千食の給食を届けられることになりました。「おにぎりアクション」は、その活動が評価され、2019年には「ジャパンSDGsアワード」SDGs副本部長(外務大臣)賞を受賞しています。
日産カップ追浜チャンピオンシップ(全国車椅子マラソンin横須賀)(日本)
日産は、2000年より地域関係諸団体との協働運営で車椅子陸上競技の総合大会「日産カップ追浜チャンピオンシップ(全国車椅子マラソンin横須賀)」を開催しています。障がい者スポーツの普及と競技者の技術向上のほか、地域の活性化と「やさしい街づくり」支援を目的としています。2025年12月7日に開催した「日産カップ追浜チャンピオンシップ2025」では、総勢200名の方々がレースに参加しました。また日産従業員12名がボランティアとして大会をサポートしました。
日産ふれあいロードレース(日本)
日産テクニカルセンター(厚木市・伊勢原市)では、2008年より「NICE WAVE活動」の名称で地域貢献活動に取り組んでいます。
この活動の一環として2012年より日産ふれあいロードレースを開催、視覚障がい者と健常者が共に「安全広々コースで思い切り走ろう」をテーマに、同センターを地域に開放して実施しています。2026年3月5日に「第15回日産ふれあいロードレース」を開催し、総勢1,000名の方々がレースに参加しました。また日産従業員48名がボランティアとして大会をサポートしました。
従業員一人ひとりの自発的な地域貢献活動を推奨する取り組み(日本)
日産は多くの従業員が社会に関心を持ち、活動に自発的に参加できるように、従業員の社会貢献活動をサポートしています。1996年より従業員が参加する市民活動(ボランティア活動や寄付行為)を会社が資金面で支援する制度「日産ボランティア活動資金支援制度」を導入するほか、開発部門の拠点のある日産テクニカルセンター(NTC)では、2008年より「NICE WAVE活動」と称して、従業員一人ひとりの自発的な地域貢献活動を推奨しています。
ハビタット・フォー・ヒューマニティとのパートナーシップ(米国)
北米日産会社(NNA)は、2005年よりNGOハビタット・フォー・ヒューマニティ(ハビタット)との協働を継続しています。同団体は、「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」を理念に掲げ、家を建てたり改修したりすることで、地域コミュニティの活性化を図り、人々の希望を築く国際支援団体です。世界約70ヵ国以上で住居建築や自立支援に取り組んでいます。
日産はパートナーシップを締結してからこれまでに2,200万USD以上を寄付し、従業員のボランティア時間は18万時間を超えました。また、全米の各団体への車両寄付やハビタット リストア(リサイクルショップ)での従業員参加型活動なども行っています。
2025年には、北米日産の従業員950名以上が5,800時間を費やし、10件の住宅建築プロジェクトに参加しました。さらに、日産フロンティア2台を関連団体に寄贈し、活動を支援しました。
財団による支援(米国、カナダ)
日産は国や地域により異なるニーズに対応するため、各国の事業拠点や関連会社による独自の取り組みも行っています。米国、カナダなどに設立された財団は、さまざまな形で社会貢献活動を実施し、コミュニティの活性化や課題の解決に貢献しています。
米国では、社会における「多様性」を促進するための教育活動に対して資金提供を行う「日産ファンデーション」を通じて、多くのコミュニティを支援しています。1992年の設立以来、日産ファンデーションは米国全土の150以上のNPO法人に対して約1,800万ドルの寄付を行ってきました(2026年3月末現在)。2025年度は、「Arab American National Museum」「Native American Indian Association of Tennessee」「Japanese American National Museum」「Midori & Friends」「National Center for Civil and Human Rights」など全米37の団体・機関に対して75万ドルの寄付を行いました。
カナダ日産自動車会社(NCI)は日産カナダ財団を通じて、複数の大学や地域の慈善団体を支援しています。2025年には、WWFへの従業員寄付プログラムを実施したほか、カナダの登録慈善団体フードバンク・ミシサガと提携し、募金および食品寄付キャンペーンを実施しました。NCI従業員はオンライン寄付に加え、保存可能な食品を持ち寄り、243ポンド(約110kg)の食品と2,000ドル以上の寄付が集まりました。
環境保全と地域社会支援の取り組み(メキシコ)
メキシコ日産自動車会社は、環境保全と地域社会の生活向上を両立する取り組みを進めています。植林活動では2018年以降、約6,000本の樹木を植え、CO₂排出削減や生態系の回復に貢献してきました。
また、延べ200名以上の従業員とその家族が本活動に参加しています。
さらに2024年よりNGO「TECHO」と連携し、メキシコシティ近郊の社会的に脆弱な地域に雨水貯留システムを提供しています。2025年には、約70名の従業員ボランティアが本活動に参加しました。これらの取り組みにより、生活用水へのアクセス改善と生活環境の向上が図られています。加えて、従業員向けのサステナビリティ研修や啓発活動を通じて、環境意識の向上と行動変容を促進しています。
WWF生態系保全プログラム支援(タイ)
タイ日産自動車会社は、WWFタイとのパートナーシップを3年連続で継続し、アッパー・ウェスタン森林複合地域におけるトラの保護および生態系の回復を支援しています。
本取り組みにおいて、日産はピックアップトラック「ナバラ」や現場で必要となる物資や機材を提供し、アクセス困難な遠隔地での活動を円滑に行えるようレンジャーや保全チームを支援しています。こうした協働を通じて、野生動物のモニタリングやパトロール体制の強化、さらには長期的な生物多様性保全の推進に貢献しています。
森林火災対策支援(タイ)
タイ日産自動車会社は、北部タイにおける森林火災の予防と大気環境の改善を目的とし、チェンマイ森林火災管理拠点の「ファイアホーク」チームへの支援を5年連続で実施しています。2025年度は、山岳地帯などアクセスが困難な現場で活動する隊員の支援として、ソーラーチャージングユニット、食料品、各種装備を寄贈しました。これまでにも日産は、ピックアップトラック「ナバラ」の提供や、住民参加型のダム建設プロジェクトなどを通じて、地域社会と連携した環境保全活動を推進してきました。今後も森林保全や大気環境の改善、地域社会の発展に貢献する取り組みを継続していきます。