Strategic domain 戦略領域

私たち、日産総合研究所は「今までにない体験を、新技術で実現し、よりよい未来に貢献したい」と考えています。社内外のさまざまなアイディアを組み合わせて、将来の社会に求められるイノベーションを創出していきます。

2040年以降の社会予測にもとづいて、カーボンニュートラルのような世界の大きなうねりや、私たちの日常の変化を想定し、インパクトが大きい、以下の4つの領域に取り組みます。

・持続可能なカーボンニュートラル社会を実現するクルマとサービス
モビリティにかかわるさまざまな分野でカーボンニュートラル化を加速していくことを目指しています。電動化を軸としたクルマのカーボンニュートラル化だけでなく、VGI(Vehicle-Grid Integration)やバッテリのリユース・リサイクルなど、次世代モビリティの研究を進めています。

・知能化が進む社会における新しい移動デザイン
モビリティの安全性を向上させるべく、さまざまな運転支援技術の研究を推進してきましたが、安全面だけにとどまらず、少子高齢化や地域の過疎化といった社会課題の解決にも貢献すべく、モビリティサービスの開発に注力しています。特に、日本の地域社会における公共交通を取り巻く環境は大変厳しい状況にあり、ドライバーレスのモビリティサービスの実現に向けて自動運転技術を進化させていきます。

・人に寄り添う賢いクルマの研究開発
AIの進化はめざましく、車載コンピュータやHMI(Human Machine Interface)の進化に伴って、人・クルマ・社会がつながり、その関係性は大きく変わろうとしています。クルマを通じて得られる体験はこれまでにないものになり、クルマがもっと身近で愛着の持てるパートナーになると考えています。

・モノづくりのGreen & Smart化
これからのクルマの製造技術は、カーボンニュートラル化、更なる効率化、多様なお客さまニーズに応える多品種少量化等、非常に高度な技術が求められます。3DプリンターやAI等のデジタル技術を駆使した、新しい生産プロセスにより、人にも社会にも優しい未来のモノづくりを実現します。