全てのクルマを電動化していくために、最新のエレクトロニクス・材料・制御技術を核として、各コンポーネントの究極技術を探究しています。同時に、電気自動車による新たな価値の提供を目指しています。
2010年に日産リーフが登場して以来、リチウムイオン電池の技術は年々進化しています。電気自動車をもっと身近な存在にするため、当研究所では次世代電池について精力的に研究を進めています。
クルマの電動化にとってエネルギーソースの選択は、重要な戦略課題の一つです。多種燃料に対応可能で高効率なSOFCの研究開発により、地球環境や地域特性、車両セグメントにとって最適なエネルギーソースを提供します。
バッテリーをはじめとした電気自動車の部品を効率よく、かつ高品質な再利用(リユース)、そして、再利用後の材料リサイクルによる資源の有効活用に取り組んでいます。これらの要素技術開発で、持続可能なクルマ社会の実現を目指しています。
持続可能な未来において、電気自動車は社会インフラの一部として存在価値をもっています。駐車中の電気自動車や使用済みバッテリーを電力系統に接続するなど、地域の再生可能エネルギーを最大限有効活用するための、様々な研究に取り組んでいます。