第39回 日産 童話と絵本のグランプリ大賞受賞者インタビュー

大賞受賞者インタビュー<絵本の部> うめはら まんな さん

うめはら まんな さん

Q:影響を受けた作品は?
A:ローラ・インガルス・ワイルダー作、ガース・ウィリアムズ画のI大きな森の小さな家』です。中学生の時、辞書を片手に、英語版を一所懸命読みました。心優しいインガルス一家のお話と、表情豊かな挿絵が大好きです。
Q:好きな作家はだれですか?
A:お話が好きなのは、ウィリアム・スタイグ、絵が好きなのはリスベート・ツヴェルガー、絵本作家として憧れているのはターシャ・テューダーです。
Q:絵本を創るようになったきっかけを教えてください
A:小さい頃から漫画の様な絵本の様な物を描いていましたが、最初に絵本の形にしたのは大学生の時です。
Q:「日産 童話と絵本のグランプリ」に応募されたきっかけを教えてください
A:第32回大賞受賞者 横須賀 香さんのブログ「出品体験記コンクールとの相性」を読んで。
Q:何度目の応募ですか?
A:3度目です。一度に沢山出した事があるので、作品数にすると11作品です。
Q:頭の作品でお使いになった画材や技法を教えてください
A:銅版画です。
Q:今回の作品は、いつごろから制作を始められたのですか?
A:8年位前です。6年程前に一度仕上げたのですが、しばらく置いておき、ページ数も内容も変えて今の形になりました。
Q:今回の作品は、どういったところから着想されましたか?
A:学生の頃から古民家が好きで、よくスケッチをしていました。家の近くの古民家をスクッチしていて、何かいそうだな、と感じたことがきっかけです。
Q:今回の作品を通して子どもたちに伝えたいことは何ですか?
A:ちょっと恐くて不思議な感じが伝わったらいいな。
Q:特にお気に入りの場面はどこですか?
A:最初の茅ぶき屋根の古民家が大きく描かれている場面です。これからこの家で何かおこりそうでしょう…?
Q:今回の作品で苦労された部分はどこですか?
A:8月に派手に転んで右肩の骨と腱を痛めてしまい、思う様に制作できず、一度は応募を諦めました。
Q:普段の生活のなかで創作のために心掛けていることはありますか?
A:なるべくゆったりと余裕を持って過ごし、小さな事にも気付く様にしたい、とは思っているのですがなかなか出来ません。
Q:今後、どういった作品を作っていきたいですか?
A:読み終わった後、優しい気持ちになれる様な作品を作りたいです。

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