北米日産のコミュニケーションチームに所属するアンリエット ジェームズは大の動物好きで、「ジェイド」と「Z」という名前のジャーマンシェパード2匹と暮らしています。彼女は今年から保護犬の一時預かりボランティアを始めました。そして彼女は今、愛情と時間とケアが保護犬たちの人生を変えていくことを実感しています。
「同僚から保護犬団体のことを聞いたのですが、最初は自分にできるか分かりませんでした。ただ、必要な物やドッグフードなどは提供されることや、預かる期間は2週間程度で負担感が少ないことが分かってきました。それで、『これなら私にもできる』と思いました」とアンリエットは最初の一歩を踏み出した時のことを振り返ります。
彼女が関わっているのは地元テネシー州ナッシュビルにある非営利団体「ワグス&ウォークス」です。この団体では保護が必要な犬を引き取り、アンリエットのように一時的に世話をしてくれる人に預け、里親が見つかるまで安全な環境で愛情を持ってケアしています。保護施設が満杯になると保護された犬が安楽死させられることがあるのも事実です。ワグス&ウォークスではそういった悲しい安楽死をできるだけ防ごうと、犬好きの人たちが力を合わせて取り組んでいます。
保護犬「トゥーラ」を預かって
アンリエットが預かったのは黒と茶色の毛のロットワイラー、「トゥーラ」です。優しい性格の犬で、ジェイドやZとも仲良くなり、遊びまわるようになりました。もともとトゥーラは保護される前のトラウマがあり、すぐにおびえて物陰に隠れてしまうような犬でした。
「トゥーラは保護された時にはほとんど歩くことができませんでした。運動らしい運動をさせてもらえず、食べ物もあまり与えられていませんでした。そして、とても悲しそうな表情をしていたのです。私が世話を始めてからは、トゥーラは少しずつ積極的になり、人を信頼するようになりました。見た目も健康になり、再び歩けるようになりました」
犬たちにも優しい乗り心地のクルマ
保護犬の一時預かりでは、健康診断や必要な予防接種など、それぞれの犬に必要なケアを提供することが主眼です。こういった保護犬たちの送迎に活躍しているのが、アンリエットの愛車「日産アリア」です。
「10年以上も電気自動車に乗っていて、その良さを実感しています。技術面ももちろんですが、乗り心地も最高です。それ以上に、給油しなくていいので経済的です。保護犬を頻繁に送迎していますし、ワグス&ウォークスまでは車で45分かかるので、ガソリンスタンドにわざわざ立ち寄らなくていいというメリットは大きいです。そういう意味でも、『日産アリア』は本当に便利です」
暑い日には、日産のアプリを使って事前に車内のエアコンをオンにしておくこともでき、犬への負担も減らせます。日産の電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」のおかげで、人や犬のクルマ酔いの原因の一つと考えられるクルマの沈み込みや揺れも抑えられています。広い車内スペースも確保されており、アンリエットも犬たちもいつも快適なドライブを楽しんでいます。
「『日産アリア』は快適で優しい乗り心地です。トゥーラの移動もスムーズで、こういった乗り心地の良さが回復プロセスにもプラスになります」
保護犬たちの新しい道
アンリエットと過ごした2週間でトゥーラは大きな回復を見せました。人間からいつも隠れるように振舞っていたのが、エネルギーにあふれ愛情を示せる犬になったのです。間もなく里親が決まり、新しい家族のもとで新しい道が始まることでしょう。
「トゥーラのような保護犬が元気になり、他の犬たちと遊んだり走り回ったりし、愛情をいっぱいに受ける姿を見るのは本当にやりがいがあります。一次預かりを通して、保護犬たちは新しい家族に迎えられる準備を整え、第二の人生を歩み始めます。」
ワグス&ウォークスの理事キャスリン ドールは、支援が必要な犬の保護に情熱をもって取り組んでいます。
「米国にはこれだけたくさん犬がいるのですから、支援を必要としている犬にもっと注目すべきだと考えています。暖かい家庭に犬を迎えることは、命を大切にし、社会にお返しするという意味でも非常に大きなインパクトがあります」
保護犬に関するこういった活動はさまざまな地域で実施されています。地元の保護犬団体でボランティアや一時預かり、里親、サポートなど、さまざまな形で犬たちを支える素晴らしい取り組みが行われています。このような活動に関わる人たちの献身的な努力は、社会にとって非常に価値あるものです。また、今回「日産アリア」が少しでもそこに貢献しているのはとても喜ばしいことです。